「楽しい」を食べて生きる

「楽しい」ことだけしていたい雑多なおたく。片道3時間までは近所。KAT-TUN/セクゾ/BTS/IZ*ONE/ミュージカル/映画/読書/旅行

#オタクセブンルール 考えてみた

1年前くらいに界隈で #ジャニオタセブンルール というタグが流行った。

もちろん私も御多分に洩れずジャニ用のブログで書いたのだけど、あくまで「ジャニオタ」としてのセブンルールだったのでもっと広義に「おたく」として考えたらもうちょっと違うかもなぁ…と思っていたとき、友人たちとたまたまそんな話をして面白かったのでここでちょっと記録しておこうかと思う。

 

つい最近、転げ落ちるようにBTSにハマり、遂にはせぶちもやばいかもしれない…でもKぽはIZ*ONEも可愛い、かと言ってジャニの実家(KAT-TUN/亀梨和也)はたぶん一生好きだし、ミュージカル・映画・読書も大好き。基本的にエンタメDDでいろんなものをつまみ食いしたい雑食エンタメDDの私のセブンルールです。どうぞ!!

 

 

<ルール1:お金と時間と推しは「有限」だということを忘れない。

 

たくさんの沼に浸かっていると、とにかく圧倒的に「お金」と「時間」が足りない。

生きていくためには仕事をして稼がなきゃいけないし、家事もやらないと家(と夫氏)が死ぬ。1日はどんなに足掻いても24時間だし、給与は急には上がらない。

もちろん好きなことにたくさん時間を割きたいけれど、有限な時間とお金の中で『仕事・家族・友人・推し、その他』を全部!と欲張るのは無理。なので1つを選ぶということは他を選ばないということを忘れないようにしている。自分の気持ちや欲だけで、決定的に何かを失うことのないように、限りある中でバランスよく。

 

それと同時に「推し」も有限だということを忘れない。

こればかりはおたくには何もできない、ということをこの10年くらいで嫌という程味わった。来るべき時に出来るのは、ただ「受け入れる」ことだけしかないんだ、と思ったら「今」を大事にしなきゃいけないと思った。推しがアイドルでいるのは当たり前じゃない。グループが存続するのは当たり前じゃない。なら、おたくが出来るのは「今」が続くように、「これから」に繋がるような応援の仕方をするべきだと思っている。

 

<ルール2:「幸せ」は誰かと比べない>

 

これは特に「現場」があるアイドルや舞台に関してだけど、チケットが取れずに行けないライブや公演はあるし、選択の結果泣く泣く諦める場合もある。全部の現場に行けるわけじゃないし、欲しいものが全て手に入るわけじゃない。そういう時、手に入らなかった自分とそれが手に入った誰かを比べて「羨ましい」「いいな」と思ったりすることって多々ある。

地方に住んでいた学生の頃は「もっとバイトができれば」「私が東京に住んでいれば」と思ったりしては制約のある自分の環境が嫌になったり、人を羨ましく思うばかりの自分に「自分って嫌なやつだな…」と感じたり、感情を振り回されまくっていた。

でも今は自分と誰かを比べて「幸せ」を図ることってできないよな、と思う。ファンがアイドルから何を受け取って「幸せ」になるかって結局は自分次第なんだ、と割り切ったせいかもしれない。握手会やサイン会、ライブ中の認知とか物理的な距離で幸せになるファンもいれば、とにかく何よりたくさん現場に行きたいファンもいるだろうし、アイドルが公式に発信する音楽やコンテンツで幸せになるファンもいる。その濃度も人それぞれだし、現場の楽しみ方も人それぞれ。提示されたものをどう料理するかは自分次第。

自分の「幸せ」は誰かと比べた結果じゃなくて、アイドルと自分の間だけで何を受け取って自分は何で返したかで完結させたいな、と思っている。

 

<ルール3:お金は公式に落とす>

 

これはちょっと最近Kぽにハマって揺らいでる部分でもあるんだけど、今のところまだマイルールのままでいる。

いろんな沼にハマっているとそれなりに廃れていくものにも出会うことがある。好きな作家さんだったり、好きな演目だったり。勿論いろんな要因が絡みあっての選択なんだろうけど、はたから見ていて一番感じるのはやっぱり「動員数」と続けるための「資金」が減ったことだと思う。

アイドルも作家も俳優も商売で、職業だ。彼ら彼女らはそれでお金を貰っているし「歌うのが好き」「演じるのが好き」の気持ちだけあれば続けられるほど甘いものじゃないことくらい、一会社員の私にだってわかる。

「応援」は声にしないと伝わらない。当たり前だけど、お金は公式に落とさない限り、本人たちには1円も入らない。お金をたくさん落とす人が「偉い」という話ではなくて、自分が楽しませて貰った対価はきちんと本人たちもしくはそれを運営するところに入って欲しいと思う。彼らがファンを思って自分の夢を追って生み出したものに対価と敬意を払うために私はお金を使いたい。なので、チケットや限定のグッズは高額では買わない。上乗せされたお金は本人に入らないから。喉から手が出るほど行きたい公演でも、一度このルールを思い出すようにしている。それからCDやDVDを買う時は必ず予約して買う。予約は集計されるから「あなたの作品を心待ちにしているファンがいます」という動員に繋がる。コンサートや舞台は「行ってみたいな」という友達がいたらなるべく連れて行ってあげる。

自分にできることで「あなたのファンです。これからも応援してます。」を伝えられるように私は今日も公式にお金を使います。(訳:5月の亀ソロCDの買い足しを決めました)

 

<ルール4:現場に仕事を持ち込まない>

 

推しのコンサートやファンイベント、舞台の当日。めっちゃ楽しい気分で現場に向かう電車の中、上司から仕事の連絡が…。最悪です。悪夢です。一気に興ざめです。

私は!これから!現実を忘れて!推しを見に行くというのに!!なんで!!!

1人の時ならまだしも友達と一緒にウキウキしてる時だったらもっと最悪。「ご、ごめん、ちょっと…」といそいそLINEを返したり電話を折り返したり。友達の気分も一緒に落としてしまうんじゃないかと申し訳なくなる。

私は契約書の不備に関しての解決策を話したいんじゃないんだ!!推しの!!ソロ曲について!!語りたいのに!!

何度かやらかしてマイルールにしました。現場に仕事を持ち込まない。

現場の数日前の私は慎重に慎重を重ねて仕事を片付けます。土日はもちろん、有休を取った場合は事前の処理や関係各署への連絡は数日前から何度か重ねて。なるべく業務のやり残しがないように、途中のものは上司へ連絡の上、いつまでに仕上げるかを伝えておくようにしてます。小さい会社での事務なので基本的に自分のスケ管で動けるのもあって、きちんと調整すればたいていのことは防げる。

これは当日の自分のテンションを下げないため、休み中の仕事に支障をきたさないため、何より今後も有休を好きな時に取るための信用度をあげるために、気をつけてます。

 

<ルール5:「好き」は発信する>

 

「好き」は繋がる、というのが持論なので、なるべく自分の好きなものは発信するようにしてます。アカウント分けができない言い訳もちょっとあるんですが、基本的にいろんなものに対してアンテナを張ることで思わぬところから良いお話を貰ったりするし、良いご縁があったりするので。

あとは新規開拓って大事だな、と思うので「ちょっと私の好きなこれ見て欲しい!」という気持ちもあります。みんな、KAT-TUNはいいぞ…(小声)

「人気になったらチケットが取れなくなった」「大きい会場でやると距離が遠くなる」って声ももちろんあるだろうけど、でも新規参入がなくなるとコンテンツは死ぬからね、、、古参だけの新陳代謝のないコンテンツの行く末は死あるのみだよ、、、水は流れないと腐るんだよ、、、という自然の摂理を嫌という程見せつけられてきたので、私は新しく好きになる人がどんどん増えて欲しいし、好きになったらライブに行って欲しいし、CDやDVDやグッズを買って欲しいし、どんどん好きを拡散して欲しいと思う。

あと個人的に友達の興味があることに興味がある、っていうのもある。推しの話ももちろんだけど、みんながあげる日常の写メとか楽しみにしてます(笑)スタバの期間限定のフラペチーノ飲んでる率高いな〜〜!とか、このおしゃれなカフェどこだろ〜〜?とか割とストーカー並みにチェックしてるんで、みんなもっと好きなもの書いてください!(笑)

 

<ルール6:決めるときは「楽しい」かどうか>

 

これはルール1の「お金と時間と推しは有限だということを忘れない」にも少し通じるんだけど、エンタメDDとしてあらゆる沼に足を突っ込んでいると、高確率で現場が被ったりお金や時間の問題でどれかを選ばなきゃいけない時がある。

そういう時は自分が今「楽しい」と思えるものを選ぶ。例えば、長年推してるアイドルの外部客演舞台と、最近気になるアイドルのコンサート。この間は、アイドルのコンサートを選んだ。自分の中で欲していた楽しさが舞台よりもコンサートだったから。こんな感じで遠くの一推し現場より、近くの二推し現場になることもあるし、もちろんその逆もある。推しは「趣味」だから、自分の「楽しい」が一番重要。それが「義務」ににならないように気をつける。

 

<ルール7:違和感があれば距離をおく>

 

最後は、推し方というより向き合い方。

長年おたくをやってると見たくないものが目に入ったり、自分の考えとは違うあれこれが聞こえてきたり言われたり、一緒に応援してたはずなのにあれ?と思ったり、まぁいろいろあります。

そんな時は一度ちょっと目をそらしてみてもいいんじゃないかな、と思ってます。

疲れたらちょっと休んで違う沼でぬくぬくしてみたり、新しい沼を見つけに出かけてみたり。「でも推しなんだから…」と思わずにちょっと離れてみると、また新しい視点や新たな気持ちで向きあえる時が来るかもしれない。

おたくは「趣味」であって、「義務」じゃない。身を削って、何かに囚われるように応援するのは本意じゃないです。

私にとって趣味は「人生そのもの」ではなくて、「私の人生を彩ってくれる一部」だという事を忘れない。自分の人生の責任を取れるのは自分だけ。自分の人生がうまくいかないことを趣味のせいにはできないし、したくない。これは長年おたくをやってきて辿り着いた私のおたくルールの軸かな〜と思います。

 

というわけで、以上、私のオタクセブンルールでした!!

 

もちろん賛否両論あるだろうし、私は違う考えでオタクやってる!って人もいるだろうけど、こういう自分の中での決め事があると、他人と比べることも少なくなるし「人は人、私は私」と思える気がする。

友人たちとも盛り上がったし、私のセブンルールはあまり面白みがないと評判だったので是非是非みんなのセブンルールも知りたいなぁ、と思ってます!!!